ブリの食べ方を基本からアレンジまで!調理別カロリーも解説

食・料理

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監修者:管理栄養士 小林里穂(こばやしりほ)

「寒ブリ」という言葉の通り、ブリは冬に旬を迎える魚のひとつだ。ブリの照り焼き、通称ブリテリが定番だが、実は幅広い調理法に適した魚でもある。今回はそんなブリ料理にフィーチャー。美味しく食べる調理法とともに、いつもとは違うアレンジ料理、さらにカロリーまで深掘りしていこう。


目次
  • 1. ブリの食べ方と調理法
  • 2. ブリの食べ方をアレンジ
  • 3. ブリの食べ方とカロリー

1. ブリの食べ方と調理法

ブリはスズキ目アジ科ブリ属の回遊魚だ。成長するとともに名前が変わる出世魚としても知られ、関東ではワカシ、イナダ、ワラサ、ブリ、関西ではツバス、ハマチ、メジロ、ブリの順で呼ばれている。11月から2月とまさに今が旬の時期で、特に脂が乗っていておいしいとされる。ここではまずブリの食べ方と調理法について解説していこう。

刺身

脂が乗った旬の時期は刺身としても広く出回っている。生臭さの原因のひとつであるトリメチルアミンが生成されていない鮮度のよいものは、ぷりぷりとした食感ととろける味わいを楽しむことができる。(※1)香味野菜を合わせたり、サラダ仕立て・カルパッチョにしたりしてもおいしい。

塩焼き

旬の時期のブリは、シンプルに塩焼きにしてもいいだろう。フライパンでも簡単に作ることができるので忙しい毎日に嬉しい。かまも同様に塩焼きにしてもよい。あらは塩焼きにはあまり向かない。

照り焼き

ブリ料理のランキングがあれば、おそらく上位に位置するのがブリの照り焼きだ。しっかりとパンチの効いた味わいにするとごはんにぴったり。同じく冬に旬を迎えるネギも一緒に焼いて添えるといい。かまも照り焼きにすることができる。あらは照り焼きにはあまり向いていない。

煮付け

生姜をたっぷりと入れたブリの煮付けは、ごはんのおともにはもちろん、日本酒や焼酎のあてにも適している。甘みを抑え、すっきりとした味わいに仕上げるといい。仕上げに七味を振るのもおすすめだ。かまやあらも一緒に煮付けにするとよい。

そのほか、ブリ大根もおすすめ。大根と一緒に煮るもので冬の定番家庭料理のひとつでもある。ブリ大根はアラで作っても旨い。さっと湯通ししてからまず、昆布で煮たあとに味付けをするとぐっと本格的な味わいになる。

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南蛮漬け

ブリをいつもとは違った味わいで食べたいという人は、南蛮漬けがおすすめ。薄く衣を付けたブリを揚げて、南蛮酢につけるもので臭みを感じにくいところも優秀。千切りにした人参や玉ねぎ、ピーマンなど、野菜も一緒につけて食べるとバランスもいい。

2. ブリの食べ方をアレンジ

ブリは生をはじめ煮る、焼く、揚げる、どんな調理法でも美味しくいただくことができる。いつも同じ味わいになってしまう...そんな人におすすめのブリを使ったアレンジ料理をご紹介していこう。

おすすめアレンジ料理

ブリの脂が少し苦手...そんな人にはブリしゃぶがおすすめだ。余分な油分を落とすことができるので、さっぱりといただくことができる。またかつおのたたきのように柵で買ったブリの表面をあぶり、香味野菜をたっぷりと添えて、たたきにするのもおすすめだ。こちらもあっさりと食べることができる。

片栗粉を付けて揚げたブリに中華風のソースをかけたり、バルサミコソースで洋風照り焼きにしたりするのもおすすめ。

3. ブリの食べ方とカロリー

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さまざまな調理法で食べることができる美味しいブリだが、脂が乗っているがゆえカロリーが気になるという人もいるかもしれない。ここでは簡単に調理法別のカロリーを見ていこう。

調理別カロリー(1人前あたり)

  • お刺身 135kcal
  • 塩焼き 204kcal
  • 照り焼き 232kcal
  • 煮付け 208kcal
  • 南蛮漬け 252kcal(※1)

シンプルな調理法であればあるほど、カロリーが低いということになる。特に刺身はブリと醤油だけなので、ほかの料理と比べるとヘルシーだ。

結論

ブリは冬に旬を迎える魚のひとつである。生、焼く、煮る、揚げるなど幅広い調理法で食べられるため、食卓に並ぶことも多い。いつも照り焼きやブリ大根ばかりになってしまう...という人は、ブリを使ったアレンジ料理に挑戦するのもおすすめだ。リーズナブルなあらやかまも活用して、旬のブリを食べ尽くそう。

(参考文献)

  • ※1出典:厚生労働省「調理方法によるエネルギーの違い」https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/food/e-03-018.html

監修管理栄養士:小林里穂

経歴:管理栄養士養成施設を卒業後、栄養士資格・管理栄養士資格・栄養教諭資格を取得。学校給食センターでの勤務時に小・中学生に食育を実施した経験を活かし、栄養分野の記事執筆・監修を中心に活動中。

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