ブロッコリー入りシチューの作り方|入れるタイミングも解説

食・料理

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監修者:管理栄養士 佐々木倫美(ささきともみ)

冬に旬を迎え甘く美味しくなるブロッコリーは、身体が温まるシチューの具にもってこいである。ブロッコリーの美味しさを損なわずにシチューに入れるには、どんな方法で調理すればよいのだろうか。本記事では、ブロッコリーをシチューに入れる場合に美味しく調理するためのコツを説明する。


目次
  • 1. 美味しく作りたい!ブロッコリー入りシチューの3つの疑問
  • 2. ブロッコリー入りシチューの基本の作り方
  • 3. ブロッコリー入りシチューの具材アレンジ
  • 4. ブロッコリー入りシチューの保存方法

1. 美味しく作りたい!ブロッコリー入りシチューの3つの疑問

ブロッコリーは独特の食感を持つ野菜であるため、シチューに入れる際にもタイミングで頭を悩ませる人も多いだろう。ブロッコリーを入れるタイミングや下処理について見てみよう。

ブロッコリーを入れるタイミングはいつ?

ブロッコリーはいつシチューに入れるのか。答えは後入れである。ブロッコリーは煮崩れしやすい性質があるため、早めに入れるとバラバラになったり溶けてしまったりする。冷凍ブロッコリーも例外ではない。シチューをある程度煮込んだあと、最後の段階でブロッコリーを加えるのである。ブロッコリーが温まれば、シチューは完成する。

ブロッコリーはそのままか下茹でするかどっち?

ところで、シチューに入れるブロッコリーは下茹でしておく必要があるのだろうか。たとえば、シチューに入れる具材として知られるほうれん草は、シチューに入れるまでに固ゆでしておくのがルールである。ブロッコリーに関しては、カットする大きさにもよるが、茹でないで生のままでも問題ないとする企業のサイトもある。もし心配で下茹でをしたい場合には、2分ほど茹でておくと安心である。電子レンジで茹でる場合には、ブロッコリー100gに対して1分を目安に加熱するとよい。下茹でしたブロッコリーならば、トッピング感覚で乗せて問題ない。

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シチュー用のブロッコリーの切り方は?

シチューに入れるブロッコリーは、あまり小さく切るよりも、食べ応えがある大きさにカットするのが好ましい。房の部分は小房に分けて切り、甘い茎の部分も無駄にしないようカットして活用したい。茎の部分は、皮の部分を厚めに除去し、中心部分も火が通りやすいよう棒切りなどにするとよいだろう。

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2. ブロッコリー入りシチューの基本の作り方

シチューは大別すると、ブラウンソースとホワイトソースの2種が存在する。それぞれのシチューにブロッコリーを入れる場合の作り方を説明する。

ブロッコリー入りホワイトシチューの作り方

ホワイトシチューは、ホワイトソースで具材を煮込むシチューである。その材料や作り方は以下を参考にしてほしい。

【材料】

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ホワイトシチューを作る場合には、玉ねぎやにんじん、じゃがいもといった定番の具材のほかに、きのこ類を入れても美味しい。また肉は、鶏肉を使うことが多い。ホワイトシチューは本来、ホワイトソースから作ることも可能だが、市販のホワイトシチューの素を使うと楽である。

【作り方】

きのこや野菜、肉を一口大に切っておく。ブロッコリー以外の野菜や肉を炒めた後、水を加えて煮込む。このとき、アクをとると仕上がりが美味しくなる。具材に火が通ったら火を止めて、ホワイトシチューの素を加えてよくかき混ぜる。とろみがつくようゆっくり火を入れ、最後の段階でブロッコリーを加える。

ブロッコリー入りビーフシチューの作り方

ブラウンのソースが特徴のビーフシチューは、デミグラスソースを使ってとろ火で煮込んでいく料理である。その材料と作り方を見てみよう。

【材料】

ビーフシチューの材料は、人参と玉ねぎを使うことが多い。肉はその名の通り牛肉を使い、ブロッコリーのほかにきのこを加えても美味しくなる。デミグラスソースから煮込んでもよいが、ビーフシチューも市販の素を使用すると簡単である。

【作り方】

ブロッコリー以外の野菜や肉を好みの大きさに切り、油で炒める。水を加えて中火以下で具材に火が通るまで加熱する。火を止めた後にビーフシチューの素を加えて、よくかき混ぜる。ルウと具がなじむように火を入れ、最後にブロッコリーを加えて出来上がる。

3. ブロッコリー入りシチューの具材アレンジ

シチューの定番具材といえば、人参や玉ねぎ、そして肉類が王道である。ブロッコリー以外には、どんな具材でアレンジが可能だろうか。たとえばホワイトシチューに入れるのならば、鶏肉のほかにアスパラやサーモンを入れると見た目も美しい一皿になる。かぶや大根などの和の野菜も、ブロッコリーやカリフラワーと野菜ベースのシチューにして楽しむことができる。変わったところでは、さつまいもときのこのホワイトシチューも、甘さを楽しめるメニューとなるだろう。ホワイトシチューはとくにアレンジが利くメニューで、ベーコン等でメリハリをつけてさまざまな具材でトライできる。ビーフシチューの場合は、牛肉を豚肉に変えても子どもたちが喜ぶ夕食になるだろう。豚肉をホワイトシチューに入れる場合には、白菜とも相性がいい。

4. ブロッコリー入りシチューの保存方法

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美味しくてついつい作り過ぎてしまうシチュー。ブロッコリーを入れた場合にはどんな保存方法が正しいのだろうか。ミルクを使うホワイトシチューは、腐るのが早いというデメリットもあるため、粗熱を取ったら冷蔵及び冷凍するのが基本である。ブロッコリーを入れる場合には、色合いと食感を維持するために、調理の最後の段階に入れることを忘れないようにしてほしい。また冷凍に向かないじゃがいもは、すりつぶすしておくと冷凍保存も可能となる。冷凍する場合は、なるべく早く粗熱を取り、専用の袋に入れて冷凍庫に入れる。冷蔵の場合も冷凍の場合も、なるべく早く食べきるのが最後まで美味しく食べるコツである。

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結論

シチューにブロッコリーを入れると、美しい緑色が映えていかにも美味しそうな一皿となる。ブロッコリーは煮込むと煮崩れてしまうため、ホワイトシチューでもビーフシチューでも、最後に加えるのが理に適っている。下茹でした場合は、トッピング感覚で使用するとよいだろう。具材によって雰囲気が変わるシチュー、ブロッコリー以外のさまざまな食材を加えて、多彩なレパートリーを楽しんでほしい。

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