柿の鮮度が長持ちする保存方法!熟したら冷蔵か冷凍がおすすめ

食・料理

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秋に旬を迎える柿は、日本で古くから親しまれている果物のひとつだ。固めの食感はもちろん、熟してとろとろの食感になるのも見逃せない。この好みは、人によって分かれるところだろう。そんな柿だが、美味しく食べるためには適切な保存方法を知る必要がある。意外に知られていない柿の保存方法について学んでいこう。


目次
  • 1. 柿の保存方法:冷蔵庫の場合
  • 2. 柿の保存方法:常温の場合
  • 3. 柿の保存方法:冷凍の場合
  • 4. 柿の保存期間の目安
  • 5. 大量の柿の消費におすすめの保存食

1. 柿の保存方法:冷蔵庫の場合

スーパーで購入した柿を皆さんはどのように保存しているだろうか?シャキシャキとした食感を楽しみたい人は、冷蔵庫で保存するのがおすすめだ。ここでは冷蔵庫保存する際のコツについて解説をしていこう。

柿のヘタを濡らして保存するのがポイント

一般的にスーパーで販売されている柿はすぐに食べることができる状態だ。柔らかい食感にしたい場合をのぞけば、冷蔵庫で保存をして、食べるのが正解といえるだろう。

柿は収穫後も呼吸をしている。渋抜き作業をした柿でも呼吸を続けているといわれ、この起点となるのがヘタの部分だ。ヘタから内部の水分が蒸発していくので、これを防ぐことで、保存性がぐっと高まり、美味しさも持続する。

方法は濡らしたキッチンペーパーをぴったりを貼りつけるだけと非常に簡単。このひと手間でぐんと長持ちする。状態にもよるが1週間~2週間、状態を保つことができる。

柿はラップで包んで冷蔵庫へ

そのまま冷蔵庫に入れると温度が低く冷えすぎるだけでなく、共に表面も乾燥しやすいので、ひとつひとつラップに包んで冷蔵庫に入れるのがおすすめだ。ラップにはヘタに貼り付けたキッチンペーパーをしっかりと固定するという役割も。保存は野菜室がいい。

2. 柿の保存方法:常温の場合

食べごろになっていない柿や柔らかい食感が好きな場合は、常温保存して完熟させるといい。ここでは柿を常温保存する方法について解説をしていこう。

柿のヘタを下向きで保存するのがポイント

食べごろになっていない柿や柔らかくしたい柿は、常温で保存することもできる。前述の通り、柿はヘタから呼吸をしている。ヘタを上にしておくと呼吸のしやすさから、水分が逃げやすかったり、傷みやすかったりするので、ヘタを下にして保存するのがおすすめだ。こうすることで呼吸の量をセーブすることができ、適度に成熟が進む。

柿はビニール袋に入れて保存する

常温で保存する場合は、ビニール袋に入れておくといい。実の乾燥が防げるのでパサツキがなく、ジューシーな柿の美味しさを保つことができるのだ。ポリ袋に入れるといいだろう。20℃前後の温度が好ましい。冷房の効いていない真夏の場合は、常温保存はおすすめできない。

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やわらかい食感にしたいならりんごと共に保存する

柔らかな食感にいち早くしたい場合は、りんごと一緒にポリ袋に入れて保存するといい。りんごが発するエチレンガスで柔らかくなる速度が早まるといわれている。

3. 柿の保存方法:冷凍の場合

柔らかくなり過ぎてしまった場合や大量に柿をもらった...そんな場合は、冷凍保存がおすすめだ。ポイントは熟れた状態の柿を冷凍すること。ここではその方法をレクチャーしていこう。

柿を丸ごと冷凍保存する方法

丸ごと冷凍する場合は、ラップにひとつずつ包んで、保存用の袋に入れて冷凍庫に入れるだけ。食べるときは、包丁が入るくらいまで自然解凍をしてヘタ部分を切り落とし、スプーンでシャーベットのように溶かしながら食べるのがおすすめだ。

柿をカットして冷凍する方法

柿はカットして冷凍することもできる。その場合は、皮を剥いて、食べやすい大きさにカットしたものを保存用の袋に入れて冷凍するだけ。食べるときは自然解凍して、半生ぐらいで食べると美味しい。そのほか、スムージーの具材にするのもおすすめだ。

柿をピューレにして冷凍する方法

熟し過ぎてしまった柿は、ピューレにして冷凍するといい。皮と種を取り除いた柿をブレンダーやハンドミキサーで攪拌し、ピューレにしたら、保存袋に入れて平にして冷凍庫へ。使うときは、必要な分だけを折って使うといい。氷のケースなどに入れて冷凍してもいいだろう。こちらも自然解凍で、半生状態で使うといい。ヨーグルトやアイスのソースやスムージーの具材などにぴったり。

4. 柿の保存期間の目安

柿はその状態によって、常温、冷蔵、冷凍と保存方法を分けるといい。常温は3日、冷蔵は10日、冷凍は1ヶ月が保存の目安だ。ただし、そもそもの柿の状態や気温、湿度によっても差が出るので、様子を見ながら食べることをおすすめする。

5. 大量の柿の消費におすすめの保存食

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柿は古くから、保存食としても活躍してきた。干し柿である。柿が軒下に吊るされている光景を目にしたことがあるという人もいるかもしれない。

いわゆる干し柿を作る場合は、渋柿を選ぶのが正解だ。皮を剥き熱湯消毒したら、ヘタ同士を結んで、風通しのいい場所で干す。カビが発生しないように、上下にずらしてつるしておくといい。途中でもむことを繰り返し、2週間ほど干して完成だ。

そのまま食べることのできる甘柿の場合は、ドライフルーツとして楽しむのがおすすめだ。こちらは、スライスして干すと時短にもなるのでおすすめ。天候にもよるが3日ほどでドライフルーツになる。

結論

柿は常温、冷蔵、冷凍で保存することができる。シャキシャキとした食感を楽しみたい場合は、ヘタを乾燥させないようにするのがポイントだ。大量にもらった場合は、昔ながらの保存食である干し柿やドライフルーツにして保存するのもおすすめ。適切な保存方法を熟知して、柿をおいしくいただこう。

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